アフマッド・ハラーラ

昨晩はエジプト人の友人のハレドに、ある大事な用事を手伝ってもらったあと、2人でカフェにでも行こうかな、と話していたところ、彼の友人からとても興味深い情報が。
マアーディという町で地元から出た有名人、アフマッド・ハラーラに関した祭りをやっていて、ミュージシャンが演奏しているらしいとのこと。
現地に向かいながら、アフマッド・ハラーラとはどういう人物なのか聞く。去年の1月25日の革命のときに、目を銃で撃たれて片目を失明した後、それからしばらく経ってから、もう片方の目も撃たれて、両目を失明した人らしい。
別のエジプト人からも話を聞いたところ、それまでは有名人でもなんでもない、医者だったんだけど、片目を失った後も臆することなく革命に参加して、残った方の目も失っても強い心を持ち続けているということで、今やエジプトでは知らない人はいないとのこと。
目的地に着いたのが夜の8時半ごろ。ものすごい人だかり。広場に野外ステージが組んであり、演奏が行われている。住宅街の真ん中なのに、大音量。
演奏が終わると、ステージに設置されたスクリーンに革命の時の生々しい映像やインタビューがやはり爆音で流されて、「軍なんかこわくない、殺しに来れるもんなら来てみろ」という大合唱が起こる。
その中、たまたま自分がいたところ目の前に、サングラスをして手引きされたアフマッド・ハラーラが現れた。たくさんの人が彼に会いに行き、抱擁している。
友人のハレドが映像を見ながら説明してくれる。軍が貧しい人を金で釣って、デモの人々に攻撃させていたことや、無防備な女性が倒れているのに暴行を加え続けていたことなど。
ハレドも革命時にはタハリール広場に行っていたらしい。「エジプトは変わらないといけないんだ。」とのこと。ただ、軍は未だに居座っているらしい。
その後、タハリール広場で弾き語りをして有名になった人のステージ。たくさんの人が歌を知っているらしく、合唱している。
演奏が終わった後、広場にいた人たちがすごい行列になって、次の「自由」という名の広場に向かって行き、平日の夜なのに、深夜になってもまだ続いていた。
危険と言われるタハリール広場は避けていたので、あまり気づいていなかったけど、これが現実、、、。
カイロでたくさんの人々のあったかい心に触れていただけに、彼らが直面している現実が今までに増して重く感じられました。







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プロフィール

yoshikioud

Author:yoshikioud
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加藤吉樹

ウード奏者

アラブ特有の即興演奏(タカシーム)に魅せられ、ウードをはじめる。 日本で常味裕司氏に師事。カイロにてDr.Khairy Amer、Hesham Essam氏に師事。またイラク人ウード奏者Naseer Shamma氏の主宰するウードハウスで学ぶ。
2013年〜2015年にオペラハウスシネマセンター、Helwan大学、などエジプト各地やモロッコでも公演を行う。
「奥の音」と題してソロウードのライブを大阪市のカフェ futuroで定期開催。「しんきちさん」、「セントヒトヨ」、「Rusva」他、多数のユニット、ソロで活動している。

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